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2012年2月16日 (木)

冴返る中での木瓜(ボケ)

Photo_3    三寒四温と云われるように、寒さが緩み『いよいよ春だ!」と喜んだら、又寒さがぶり返す。丁度今頃のことを言うのだろう。
 週間予報では今日辺り、10℃を超える筈だったがそうはならず、先週に比べりゃ3-4℃高いようだが、昨日までは氷雨が降り続いた。
開き始めた木瓜の蕾。図:咲き始めている木瓜の花
Photo_4  
この様に寒暖を繰り返しながら、徐々に春になってゆくのだが、この感じをピタリと表現する俳句の季語がある。
 掲題の『
冴返る(サエカエル)』である。ようやく暖かくなり始めたかな、と思った途端に寒さが戻るのを表す季語である。「凍返る(イテカエル)」ともいう。
 同様に寒さが戻るが、やや時期がずれる「寒の戻り」を『
余寒(ヨカン)』といい、まだ寒さが残っているという感じである。
 更に遅く、春に寒が戻る場合には『
春寒(ハルサム)』という。もう春なのにまだ寒いという感じで、同様の季語に「春寒し」「寒き春」「春寒(シュンカン)」が使われる。

 では、夫々の季節の著名句を揚げておきます。
冴返る冴返る港の朝に別れけり 川端康成
 
寒さが戻った早朝の張りつめた空気の中での別れを詠ったものである。
余寒鎌倉を驚かしたる余寒あり 高浜虚子
 
鎌倉は温暖な地域であるが、冬の快晴の早朝は相当冷え込むことがある。
春寒春寒や郊行返す亭を得たり 楠目燈黄子(トウオウシ)
 句を作るべく郊外吟行を試みたが、冬の名残の寒い景色で一句の収穫もなく引き返す途中、思いがけない古い亭が立っていた。辺りの景色もよく、そこで小休止して2、3句まとまった。「郊行」や「亭を得る」の造語も面白いの評がある。

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