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2012年1月13日 (金)

海を越える蝶・アサギマダラ

 和歌山県で生まれた小さなチョウが、東シナ海を越えて2500㌔も離れた香港の越冬地に無事到着した。去年の大晦日、片方の翅にマーカーの文字「10/10YSK541西山」、もう片方に「10/20Doi878」があるチョウが香港で見つかったのである。チョウはタテハチョウ科のアサギマダラだった。と、毎日新聞の専門編集委員・金子秀敏氏が昨日のコラム「木語」の記事で報じている。
Photo  このチョウ(同種写真掲載)は黒っぽい翅に浅黄色(薄い青緑色)の模様があるのでこう呼ばれ、前翅約60~100mm位である。そんな小さなチョウがこれほどの長距離を飛翔し、しかも海を越えるとは! と驚き、インターネットで調べると、「アサギマダラは渡り鳥のように、春は日本列島を北上、秋には南下し、東北-関東-東海-紀伊-四国-南西諸島-沖縄-台湾と渡り、越冬する」とある。この習性は1980年代には知られていた。しかし、一体どこまで飛んで越冬するかが一大関心事で、上記のようなマーカーを付けての調査研究が行われてきた。
Photo_2  今回研究団体に問合せがあり、上記記号は昨年10月10日、和歌山県西山YSK氏がマーキングした事がわかった。そしてチョウは10日後四国の高知に居Doi氏が記録し、さらに西に飛んで南西諸島を島伝いに飛び82日後香港・深水湾の自然保護区に居たのである。
 アサギマダラは中国原産ながら、日本のアサギマダラが台湾海峡を渡ることは知られていなかった。多分、長距離海上飛行ではこのアサギマダラが新記録らしく、香港の研究者は「渡りのルートを研究する上で重大発見だ」とコメントしている。(写真は、上記記事とは関係なく、図鑑より拝借)

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コメント

蝶に長距離海上飛行の能力があるとは驚きですね!また日本でマーク付けた蝶がよく香港で見つかったものですね!このこともまた驚きです。
月の光で虹(月虹=げっこう)が見える、こんな珍しい現象が沖縄の石垣島で7日夜観測されたとか・・・・・。世の中驚きがありますね。

投稿: 自遊人 | 2012年1月13日 (金) 16時29分

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