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2011年5月 3日 (火)

倭国の興亡28: 倭が関わる新羅、駕洛国の建国神話

 今回の「新羅」、「駕洛国」とは地理的にも近いので、倭は深い関わりを持っている。
まず、新羅。「三国史記」の『新羅本記』によると、慶州の柳山の麓で、馬が嘶くので行ってみると、馬は消えて大きな卵があり、割ると幼児が出てきた。そこでこの地方の村長たちがこの子を育てた。これが新羅の始祖王・赫居世(ヒョッコセ)の生誕神話で、卵生神話は朱蒙と同じである。赫居世は「光明王」の意で、姓は「朴(パク)」という。即位5年、竜の腹から幼女閼英(アルヨン)が生まれ、長じて容姿端麗、仁徳のある女となったので、これを王妃とし、姓を「金」とした。
 新羅王朝の8代までは朴姓であるが、第4代王の「脱解
(タルヘ)」だけは「昔(ソク)」姓である。脱解王AD57年に即位したが、生まれが倭国の東北1千里(約500km)のところにある多婆那国但馬とか、肥後玉名の説あり)であり、倭人あるいは倭系といわれる。その国の王女が大卵を生み、不吉として絹に包み箱に入れ流され辰韓国に流れ着いた。老婆に拾われ、中に立派な少年がいた。この子が成長して赫居世の子南解王の娘婿に迎えられた。これが脱解で3代王の遺言により、第4代王になり、「昔」とした。次の代から「朴」姓に戻るが、新羅王朝は、朴、昔、金の姓の系統で継がれて行く。
Photo_2  最後に、駕洛(伽耶)(左地図)。加羅とも言い、百済と新羅の間の地域(弁韓、半島南端)のこと。この地域は中国史書では”倭”ともされている。
 AD42年現金海市の北、亀旨峯(クジポン)で怪しげな声がして、この地の王になるものが峯に降りるとのお告げがあり、天から包みが降り、中に黄金の卵が6個入っていた。村長が持ち帰り、床に安置すると翌日6人の男になった。
 そのうちの1人は背丈9尺もあり、顔も高貴で、その地の王に即位した。諱(イミナ)首露とし、国の名を大駕洛(又は大伽耶)と呼ぶ。別名金官加羅国。残りの5人も伽耶6国の夫々の王になった。

 駕洛国は扶余系であり、天の神の命で王者が降臨すること、降臨場所が日本は高千穂ののクシフル岳であるが、首露王は亀旨(クシ)峯と一致し天皇家と駕洛王室とが同族であり「天皇家朝鮮渡来説」の有力な証拠とされている

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