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2010年8月28日 (土)

古代史の謎107:「化外の地」の新田(1)遺跡

0012  青森の西、三内丸山遺跡の北、石江地区の新城川右岸の河岸段丘と沖積地上にある遺跡が、東北新幹線及び土地区画整理事業で発見された。
 竪穴住居や、井戸や竃の跡の他、約70条の溝跡や1800基のピット(凹地)が見つかった。掘立建物が並ぶ集落遺構や周囲の二重の溝跡がある。
 遺物は10世紀後半から11世紀の土師器が中心であり、陶磁器や鉄製品、木製品も出土している。

 注目されたのが檜扇である。これは中央の役人の持ち物であり、又馬形、刀形、鍬形などの木製律令的祭祀用具と見られるものがある。律令制支配の及ばない「化外の地」(王権の及ばぬ地)ながら、出土品からはこの地方までも、中央と直結していたことが考えられ、東北や関東の官衙に比肩する遺跡といわれる。

 海を通じて中央と直結していたとも見られるが、坂上田村麻呂の討伐からわずか140、50年での津軽のこの大きな変化は謎ながら、急速な変化が窺がわれる遺跡である

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