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2010年6月 2日 (水)

よく使う名数 その2「四」

 今回は四の数詞がついてよく使われる言葉を拾ってみましょう。四はあまり縁起がよいとは申せませんが、四の名数も結構使われていますね。

四大師:お大師さんといえば弘法大師ですが、伝教大師=最澄、弘法大師=空海、慈覚大師=円仁、知証大師=円珍。円仁、円珍は最澄の弟子で真言宗を隆盛した僧。
四天王:<仏教>多聞天(北)、持国天(東)、増長天(南)、広目天(西)。<和歌>頓阿、兼好、浄弁、慶雲。<家康配下>酒井忠次、井伊直政、本多忠勝、榊原康政。
四民:士、農、工、商
四夷:東夷、西戎(セイシュウ)、南蛮、北狄(ホクテキ)。中華思想で四囲の国々を見下した表現。
四苦:<仏教>生、老、病、死。
四姓:源氏、平氏、藤原氏、橘氏。(源氏、平氏は皇族の末裔)
四法:<漢詩>起、承、転、結。
四神:玄武(北)、青龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)。
四品:小(6歳以上)、少(16歳以上)、壮(30歳以上)、老(50歳以上)。律令下の戸籍には年齢と併せ四品が記載されている。小児、少年等今も使われている。
四書:大学、中庸、論語、孟子。江戸時代エリートの必須学習科目。
四教:詩、書、礼(ライ)、楽。江戸時代教養人必須の嗜み。
四道将軍:北陸道=大彦命、東海道=武渟川別命(タケヌナカワワケ)、西海道=吉備津彦命、山陰道=丹波道主命(タニハミチヌシ)。我古里にこの丹波道主命の墓といわれる、両輪のごとき陪塚を持つ「車塚」と称する前方後円墳があり、出土品は京大考古学教室にある。
四親王家:<江戸>伏見宮、桂宮、有栖川宮、閑院宮。

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コメント

確かに思ったよりも四のつく言葉は多いですね。
気になったのは、「四苦」です。仏教の教えなのでしょうが、四つの苦しみの中に「生」があることが、教えの深さを感じます。
ところで「四苦八苦」という言葉がありますが、日頃簡単に使ってますけど、先の「四苦」の意味からすると、ホントはもっと深い深い意味があるんでしょうね。
いつか解説があることを期待します。

投稿: Y | 2010年6月 3日 (木) 09時43分

 四苦八苦の八苦は、四苦に愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦の四つを加えたものだそうで、仏教での教えですが、転じて、非常な苦しみやさんざん苦労する事とあります。

投稿: 山猿 | 2010年6月 3日 (木) 11時06分

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