« 金木犀が香る | トップページ | 秋を歩く:不老水 »

2009年10月26日 (月)

古代史の謎39:二人の初代天皇

Photo  初代「神武天皇」から10代「崇神天皇」までのうち、2代から9代天皇までは、古事記、日本書紀共に、殆ど系譜の記述のみで、各天皇の事績には触れていない。つまり名前の羅列のみなのである。しかも同じ名前の天皇が出て来る。

 特に初代神武と10代崇神は和名では同じく「カムヤマトイワレヒコノミコト」(「神日本磐余彦命」、或いは「神倭伊波礼毘古命」と記す)と呼ばれた。或いは、初代天皇となった神武天皇「ハツクニシラススメラミコト」(始馭天下之天皇)とも呼ばれる。対して崇神天皇「ハツクニシラススメラミコト(初国所知之天皇)と呼ばれ同名なのだ。

 即ち初代から9代までは架空の天皇であり、「欠史八代と言われている。
 皇祖がこの世に出現したのは紀元前660年であるとし、それ以来連綿と続く万世一系の皇統譜を作るには、相当長命の天皇や実在しない天皇を創る必要があったというのが、現在大方の見方である。
 尚、神武天皇と崇神天皇は同一人物であるが、東征の部分を神武天皇とし、橿原宮造営と日本統一の治世を崇神天皇としたという説もある。

 但し、最近の考古学では、日本列島には紀元前700年どころか、5,000年前(縄文前期)頃から、既に小国家というべきものが存在していたというのが通説と成りつつある。
 それ故、天皇の原形たる首長の存在は有ったであろうから、初代から10代どころか、もっと多くの「王たちの存在」があったはずと主張する人も居る。

|

« 金木犀が香る | トップページ | 秋を歩く:不老水 »

古代史、邪馬台国」カテゴリの記事

コメント

桜井茶臼山古墳の一般公開が話題になってますね。
写真で見るのと実物は違うでしょうから、「水銀朱」とやらがどんな色なのか見てみたいですね。
しかし人間っていう生き物は古代からいろんな事をやってきたんですね。
現代の我々の生活様式も何百年先の未来人からみると、どう思われるのでしょうね?

投稿: Y | 2009年10月29日 (木) 14時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/534272/46589368

この記事へのトラックバック一覧です: 古代史の謎39:二人の初代天皇:

« 金木犀が香る | トップページ | 秋を歩く:不老水 »