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2009年5月 4日 (月)

桜(花)の句

Photo  桜は今青森、函館が満開とか、GWによく札幌に出かけたが、札幌は今頃が咲き始めで、これから「蝦夷ザクラ」(山桜に少し似て、やや薄茶の葉が出るが花は大きくきれいだ)が咲き始める。
 何故今頃桜か。今日は俳句に関して記載するためである。新聞の投稿句を紹介しようとして今まで待っていたので、季節外れに近い時期となった訳だ。

 只今俳句の勉強中で余り詳しくないが『桜』の花ほどきれいで、儚いものは無い。多分沢山の俳句があるだろうと思っていたが、桜を直接詠ったものは数少ない。 何故なのか。私の個人的な見解だが、桜はきれいだ。桜に対する思いも殆ど同じだ、だから、俳句にするには『桜』或いは『花』一字で桜のことは全部終わりである。よって、桜の季節として、季語に使われることは多くても、花そのものを主題にしたのは面白くないのか。或いは難しいのかと思う。

  前書きが長くなったが、前々週と前週の毎日俳壇に一般投稿者から選句された中で『桜』を入れた句を紹介すると、
前々週:(4月25日)
添え木より低き若木の初ざくら(松島照子)。みちのくの奥ほど濃くて山桜(柴山芳隆)
上手く年とるも一芸花の宴(首藤鞠子)。夜桜や学びの庭のしづもりて(枝沢聖文)
ここからは胸突き八丁山桜(石田武美)。昼の月ある花陰に鍬あらふ(矢野久造)
前週:(5月3日)
桜蘂(しべ)降りて急がせる老いの坂(松山蕗州)。坊守にとめどなく散る桜かな(松島大地)
花吹雪別ればかりを重ねきし(坪内勉)。 花びらの語るがごとく散りにけり(近藤康紀)
日曜の時を止めたる桜かな(海老原順子)。空の青残りてゐたる夕桜(渡部弘道)
夜に入りて風の荒める花の雨(吉川勉)。 自転車を押して坂道花の下(枝沢聖文)
一年は短し花の下に逢ひ(坂元二男)。 止まらんとしては流るる花筏(吉岡喜一郎)
以上毎週40句ほど選句された中の桜を詠んだものです。意外に少ないと思います。

 因みに、桜を詠った有名句を紹介しておく。
山又山 山桜又山桜 (阿波野青畝)
空をゆく 一かたまりの 花吹雪 (高野素十)
ちるさくら 海あおければ 海へちる (高屋窓秋)
花筏 やぶって 鳰(にお)の 顔のぞく (飴山實)
一片の落花のあとの夕桜 (深見けん二)  などがある。

 毎日俳壇の選句記載は新聞社の了解を得ています。尚、写真は福岡城内の桜。
又、小生のホームページ(http://hihabe.com)の「俳句を楽しもう」は夏季号に更新しております。一度ご訪問下さい。
 

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